2022年3月末にMac Studioを購入してから約2ヶ月間使ってみた感想です。
感想としては大満足！買ってよかった！
まず結論として最高です。買ってよかったです！商品発表後のネットでの反応があんまりよくなかったので多少不安はあったのですが、Mac Studioを選んで正解だったと思います。理由は色々ありますが、なんと言ってもほとんどの作業を軽々行えること、これに尽きるなぁと思います。いろいろつまづいた部分や問題点もあるのですが、総評として最高だし、やはりコスパがいいと思う！おすすめしたいです。
とにかく作業がサクサク！M1 や M1Pro との比較は？
私は吊るしモデル（カスタマイズなし）のM1 Max メモリ32GB を購入しました。使用するアプリは主にAdobeのアプリで、Photoshop、Illustrator、PremierePro、AfterEffects、InDesignです。あとはChromeやLINEなども使います。
以前使っていたM1やM1 Proでは、動画編集する時にやはり重さを感じていて、いつもフリーズしたり、保存する前に落ちるのでは？という不安と戦いながら作業していました。
Illustratorでの作業中も、大きめのポスター（B1サイズなど）を作成する時などは、固まったり、ファイルが破損することもありました。Macbookの内部がかなり熱を持って、終始「ウィーーンッ!!」と音を立てていたので、いつも保冷剤を当てて冷やしながら使っていました。
Mac Studioを使うようになってから、重い作業や動画編集の時にやばそう…と感じることは皆無です。「ウィーーンッ!!」なんて音を出したことは一度もありません。また、10分程度の動画の書き出しにかかる時間は（あくまで私の経験上の平均ですが）こんな感じです。
| 使用機種 | 時間 |
| Macbook M1 メモリ8GB | 1〜２時間 |
| Macbook M1 Pro メモリ16GB | 10〜20分 |
| Mac Studio M1 Max メモリ32GB | 2〜３分 |
M1 MacbookやM1Proを使っている時は書き出しをする時に、かなり時間を使うし、その間ものすごく熱を発生するので、他の作業もさらに負担になりそうだからできなくて、すべての作業ができなくなるのを想定してから書き出しをしていたのですが、Mac Studioでの書き出しは本当に一瞬だし、その間、他の作業をしても全然問題なく、本体が熱を持つことも全くないので、本当に快適です！M1を使っている時に2時間かけて書き出した後、動画のミスに気づいた時なんて、修正して再度書き出すなんて嫌すぎて考えられなかったですが、今はそんなこともサクッとできちゃいます。
ポートがたくさん、SDスロットもあるのがやっぱり便利！
Mac Studioのお気に入りポイント２つ目はポートがたくさんあるところです。
全面（M1 Max）
- USB-C x 2
- SDXC x 1
背面
- Thunderbolt 4 x 4
- 10Gb Ethernet x 1
- USB-A x 2
- HDMI x 1
- 3.5mmヘッドフォンジャック x 1
SDカードスロットがあることが、とても便利だと感じます。これまでMacbookにmicroSDカードのデータを移動させる時は、microSD用のタイプCアダプタを使っていたのですが、特に衝撃を与えたわけでもないのに、外したこととみなされて、「Macからマウント解除してから外して」と怒られることが多々あり、いつも悲しかったのですが、そんなことはあるわけないし、素早くデータ移行できるので本当にありがたいです。
タイプCポートもたくさんあるので、埋まってしまう…という恐怖がなく、「まだまだ接続できるよ」という安心感が嬉しいです。
購入後のつまづきポイントは？
逆につまづいたところや、問題点もいくつかありました。
まず購入後のセットアップです。デスクトップPCなので当然ディスプレイやマウス、キーボードはついていません。マウスは、以前このブログでも書いているロジクールのMX Master3を引き続き使うつもりで、キーボードは、Apple製品ではないお安めのキーボードを持っていたのでひとまずそれを使うことにしました。ディスプレイはAmazonでMATE VIEWを購入しました。
必要なものは一通り揃ったのでセットアップを始めたところ、純正ではないマウスとキーボードだとBluetooth接続が自動ではされないので何も動かすことができない…
試しにUSBで繋いでみても無反応。購入してから３日で届いた！やっほー！と思っていたのに、これではMac Studioはただの箱と化します。純正のマウスかキーボードを買うまでどうにもならないのか？
頭の中は絶望でいっぱいでしたが、ここで助かったのは、ロジクールのマウスを使っていたことでした。普段Bluetooth接続で使っていたので忘れかけていましたが、このマウスはでUnifyingで接続して使うこともできるのです。使ってなかったので使えるのか謎でしたが、やってみたらいけました。
ということでひとまずマウス操作は可能になりましたが、キーボードはまだ使えません。ですが、セットアップ中にも文字入力が必要になります。これは、ソフトウェアキーボードを表示することで乗り越えることができました。正確には覚えていないですが、セットアップを進める途中に一度だけ「ソフトウェアキーボードを表示しますか？」と聞かれるので、ここで必ず表示するを選ぶことが大事です。
デスクトップとノートは根本的に違う！電源問題
問題というほどではないのですが、電源について感じたことがあります。MacbookなどのノートPCだと、充電ができるので、電源ケーブルをいつ外しても特に問題はなく、急にPC自体の電源が切れてしまうなんてことはないですが、デスクトップPCは電源ケーブルを抜くと即電源が落ちます。充電という概念がないのです。当たり前かもしれないのですが、私はずっとノートPCを使っていたので、これが結構ハッとしたところでした。しっかりと配線を確保していれば問題ないことなのですが、買ったばかりだと、配置をいろいろ動かしたりなんかで、うっかり電源に繋がるコンセントが抜けたり、抜かないといけなくなったりすることがあります。そういう時はちゃんとMacをシステム終了させてからしないといけません。
また、もし停電が起きたり、ブレーカーが落ちたりしたらその時もやはり、そこでブチっとなってしまうので、ちょっと怖いですね。そういった時の為の非常用電源もあるみたいですが、私はまだ準備できていません。落雷も怖いです…安心して使うにはやはり準備したほうが良さそうなので、これから揃えたいと思う物がまた増えてしまいました。
いろいろ揃えたくなってしまう。終わらない散財問題
停電などの時のための非常用電源もそうですが、色々と周辺機器を揃えたくなってしまうことが最大の困りごとです。
まずキーボードですが、購入当初は手持ちの3000円くらいのキーボードを使っていました。ですが、なんだか、Macを使っている感があんまりないんですよね。私が使っていたキーボードがちょっとチープなのも加わって、なんだかテンションが上がらないんです。
ロジクールのマウスをかなり気に入っていたので、ロジクールのキーボードも迷ったのですが、色々比較検討した結果、AppleのTouch ID搭載Magic Keyboardを購入しました。やはり、タッチID搭載というのが大きいです。スリープ状態からの画面ロック解除がなにせ楽なのです。そしてやはり、キーボードの配置がMac仕様になっているほうが何をするにしても、なんとなく気持ちが良い気がします。
次にケーブルです。これは細かな出費なのですが、Mac StudioはUSBポートが基本的にUSB-Cなので、CtoCのケーブルが必要になる場面が多々出てきます。一応背面に2つUSB-Aポートもあるのですが、私の場合は外付けHDDなどで既に埋まってしまっているので、常に接続しているようなもの以外はタイプCポートで接続することになります。
私の手持ちのケーブルの多くはAtoCが多いのでAだと変換ケーブルをつけることになるし、面倒なのでCtoCのケーブルが欲しくなります。これに関しては小さめの金額ですが、積み重なってくると痛いです。
あとは、Mac Studioのスピーカーは音質が全然良くないです。私の場合は現在はディスプレイのスピーカーを使っていますが、こちらもそんなに音質は良くないので、外付けのスピーカーもほしいなぁ…と思っています。
また、これは購入は考えていないですが、お金が有り余るほどあれば、Studio Displayも素敵ですよねぇ。こんな感じで無限に欲しいものが増えていく…というのが最大の困ったところです。
結論「Mac Studio最高」だよ！
散財問題は悩ましい問題ではありますが、思い切って買ってよかったです。私はカスタマイズなしの吊るしモデルを購入しましたが、スペック的にも充分だなと感じています。2ヶ月使ってみて重いなと感じたことがないので、どんな作業をすると限界が来るのかは未知ですが、動画の編集でも普通にいくつかのエフェクトをつけたりする程度なら軽々行えてかなりパワフルだと思います。
結論、「Mac Studio最高」！
購入してとっても満足しているMac Studioと末長いお付き合いができるように大切にしていきたいと思います！
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